国枝 史郎

神州纐纈城

新字新仮名 約201,300字・読了目安403分

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第一回 一 土屋庄三郎は邸を出てブラブラ条坊を彷徨った。 高坂邸、馬場邸、真田邸の前を通り、鍛冶小路の方へ歩いて行く。時は朧ろの春の夜でもう時刻が遅かったので邸々は寂しかったが、「春の夜の艶かしさ、そこはかとなく匂ひこぼれ、人気なけれど賑か…

作品情報

分類NDC 913
公開日2010-11-18
最終更新2014-09-21
底本 「神州纐纈城」大衆文学館、講談社
入力小林繁雄、門田裕志
校正六郷梧三郎

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