天狗
新字新仮名 約3,845字・読了目安8分
暑い時に、ふいと思い出すのは猿簑の中にある「夏の月」である。 市中は物のにほひや夏の月 凡兆 いい句である。感覚の表現が正確である。私は漁師まちを思い出す。人によっては、神田神保町あたりを思い浮べたり、あるいは八丁堀の夜店などを思い出したり…
作品情報
| 初出 | 「みつこし」1942(昭和17)年9月1日 |
|---|---|
| 分類 | NDC 901 |
| 公開日 | 2005-04-24 |
| 最終更新 | 2016-07-12 |
| 底本 | 「太宰治全集10」ちくま文庫、筑摩書房 |
| 入力 | 土屋隆 |
| 校正 | noriko saito |
太宰 治の他の作品
底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。