芥川 竜之介

遺書

新字旧仮名 約1,953字・読了目安4分

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僕等人間は一事件の為に容易に自殺などするものではない。僕は過去の生活の総決算の為に自殺するのである。しかしその中でも大事件だつたのは僕が二十九歳の時に秀夫人と罪を犯したことである。僕は罪を犯したことに良心の呵責は感じてゐない。唯相手を選ばな…

作品情報

分類NDC 916
公開日2009-07-24
最終更新2014-09-21
底本 「芥川龍之介全集 第二十三巻」岩波書店
入力もりみつじゅんじ
校正土屋隆

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