田中 貢太郎

太虚司法伝

新字新仮名 約8,239字・読了目安16分

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馮大異は上蔡の東門にある自分の僑居から近村へ往っていた。ちょうど元の順帝の至元丁丑の年のことで、恐ろしい兵乱があった後の郊外は、見るから荒涼を極めて、耕耘する者のない田圃はもとの野となって、黄沙と雑草が斑ら縞を織っていた。兵燹のために焼かれ…

作品情報

分類NDC 913 923
公開日2003-08-18
最終更新2014-09-17
底本 「中国の怪談(一)」河出文庫、河出書房新社
入力Hiroshi_O
校正小林繁雄、門田裕志

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