芥川 竜之介

一塊の土

新字旧仮名 約9,867字・読了目安20分

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お住の倅に死別れたのは茶摘みのはじまる時候だつた。倅の仁太郎は足かけ八年、腰ぬけ同様に床に就いてゐた。かう云ふ倅の死んだことは「後生よし」と云はれるお住にも、悲しいとばかりは限らなかつた。お住は仁太郎の棺の前へ一本線香を手向けた時には、兎に…

作品情報

初出「新潮」1924(大正13)年1月
分類NDC 913
公開日1999-01-16
最終更新2014-09-17
底本 「現代日本文学大系 43 芥川龍之介集」筑摩書房
入力j.utiyama
校正かとうかおり

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