徳冨 蘆花

熊の足跡

旧字旧仮名 約13,760字・読了目安28分

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勿來 連日の風雨でとまつた東北線が開通したと聞いて、明治四十三年九月七日の朝、上野から海岸線の汽車に乘つた。三時過ぎ關本驛で下り、車で平潟へ。 平潟は名だたる漁場である。灣の南方を、町から當面の出島をかけて、蝦蛄の這ふ樣にずらり足杭を見せた…

作品情報

分類NDC 915
公開日2005-09-06
最終更新2014-09-18
底本 「現代紀行文学全集 北日本編」ほるぷ出版
入力林幸雄
校正小林繁雄、門田裕志

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