折口 信夫

幣束から旗さし物へ

新字旧仮名 約9,734字・読了目安19分

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一 千年あまりも前に、我々の祖先の口馴れた「ある」と言ふ語がある。「産る」の敬語だと其意味を釈き棄てたのは、古学者の不念であつた。私は、ある必要から、万葉集に現れたゞけの「ある」の意味をば、一々考へて見た処、どれも此も、存在の始まり、或は続…

作品情報

初出「土俗と伝説 第一巻第一・二号」1918(大正7)年8月、9月
分類NDC 382
公開日2005-09-30
最終更新2014-09-18
底本 「折口信夫全集 2」中央公論社
入力門田裕志
校正多羅尾伴内

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