原 民喜

廃墟から

新字新仮名 約15,805字・読了目安32分

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八幡村へ移った当初、私はまだ元気で、負傷者を車に乗せて病院へ連れて行ったり、配給ものを受取りに出歩いたり、廿日市町の長兄と連絡をとったりしていた。そこは農家の離れを次兄が借りたのだったが、私と妹とは避難先からつい皆と一緒に転がり込んだ形であ…

作品情報

分類NDC 913
公開日2002-01-01
最終更新2014-09-17
底本 「夏の花・心願の国」新潮文庫、新潮社
入力tatsuki
校正皆森もなみ

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