原 民喜

丹那トンネル開通祝ひ

新字旧仮名 約469字・読了目安1分

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頼太は四十歳の独身の独眼の発明家だったが、まだ汽車へ乗ったことがなかった。その癖十何年も前から丹那トンネルには興味を持ってゐた。いよいよトンネルが成功しかかった頃には、彼の発明まで成功し出すのではないかと考へた。山奥で二十年間、何とも云へな…

作品情報

分類NDC 913
公開日2013-04-20
最終更新2014-09-16
底本 「普及版 原民喜全集第一巻」芳賀書店
入力蒋龍
校正伊藤時也

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