原 民喜

小さな庭

新字旧仮名 約2,510字・読了目安5分

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庭 暗い雨のふきつのる、あれはてた庭であつた。わたしは妻が死んだのを知つておどろき泣いてゐた。泣きさけぶ声で目がさめると、妻はかたはらにねむつてゐた。 ……その夢から十日あまりして、ほんとに妻は死んでしまつた。庭にふりつのるまつくらの雨がい…

作品情報

初出「三田文学」三田文学会、1946(昭和21)年6月号
分類NDC 911
公開日2020-03-13
最終更新2020-03-28
底本 「原民喜全詩集」岩波文庫、岩波書店
入力村並秀昭
校正竹井真

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