原 民喜

鳩

新字旧仮名 約662字・読了目安1分

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鶉居山房と私とは路傍に屈んで洋服屋の若旦那を待ってゐた。別に用事なんかなかったのだが、待ってゐるうちに帰るのがめんどくさくなった。若旦那は今朝から留守なのださうだから、なかなか帰っては来まい。そこの通りは人通りも稀れで静かだった。私達は煙草…

作品情報

分類NDC 913
公開日2013-04-26
最終更新2014-09-16
底本 「普及版 原民喜全集第一巻」芳賀書店
入力蒋龍
校正伊藤時也

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