青空の梯子
新字旧仮名 約148字・読了目安1分
二階の窓に桜の葉が繁って、彼は中学を休んだ。曇った朝の空が葉のむかふにあった。雀が囀った。 怠けものはさきになって困るぞ、と誰も云はないが云ふ。それがちりちりと迫った。 彼は左官になって一生懸命高い梯子を登り降りする姿を夢みた。懐中時計の字…
作品情報
| 分類 | NDC 914 |
|---|---|
| 公開日 | 2009-07-16 |
| 最終更新 | 2014-09-21 |
| 底本 | 「普及版 原民喜全集第一巻」芳賀書店 |
| 入力 | 蒋龍 |
| 校正 | 小林繁雄 |
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