原 民喜

虹

新字旧仮名 約1,267字・読了目安3分

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二晩ぐらゐ睡れないことがあると、昼はもとより睡れなかった。彼の頭はうつつを吸ひすぎて疲れ、神経はペンさきのやうに尖った。明るい光線の降り注ぐ窓辺のデスクで、彼はペンを走らせた。念想と云ふ奴は縦横に跳梁して彼を焼かうとする。響のいい言葉や、微…

作品情報

分類NDC 913
公開日2013-04-23
最終更新2014-09-16
底本 「普及版 原民喜全集第一巻」芳賀書店
入力蒋龍
校正伊藤時也

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