原 民喜

忘れがたみ

新字新仮名 約7,393字・読了目安15分

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飛行機雲 大学病院の方へ行く坂を登りながら、秋空に引かれた白い線に似た雲を見ていた。こんな面白い雲があるのかと、はじめて見る奇妙な雲について私は早速帰ったら妻に話すつもりで……しかし、その妻はもう家にも病院にも居なかった。去年のこの頃、よく…

作品情報

初出「三田文学」能楽社、1946(昭和21)年3月
分類NDC 913
公開日2021-03-13
最終更新2021-03-14
底本 「原民喜戦後全小説」講談社文芸文庫、講談社
入力竹井真
校正高辻 巴

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