原 民喜

飢ゑ

新字旧仮名 約10,886字・読了目安22分

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僕はこの部屋にゐると、まるで囚人のやうな気持にされる。四方の壁も天井もまつ白だし、すりガラスの回転式の小窓の隙間から見える外界も、何か脅威を含んでゐる。絶え間ない飢餓が感覚を鋭くさせるのか、ガラス一重と薄い板壁からなる、この部屋の構造が、外…

作品情報

分類NDC 913
公開日2002-09-21
最終更新2014-09-17
底本 「日本の原爆文学1 原民喜」ほるぷ出版
入力ジェラスガイ
校正門田裕志

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