原 民喜

蝿

新字旧仮名 約2,614字・読了目安5分

この作品を読む Amazonで探す

秋も大分深くなって、窓から見える芋畑もすっかり葉が繁った。田中氏は窓際の机に凭って朝食後の煙草を燻して、膝の上に新聞を展げてゐた。さうしてゐると、まだ以前の習慣が何処かに残ってゐるやうで、出勤前のそはそはした気持になるのだった。 今、湯殿で…

作品情報

分類NDC 913
公開日2013-04-26
最終更新2014-09-16
底本 「普及版 原民喜全集第一巻」芳賀書店
入力蒋龍
校正伊藤時也

原 民喜の他の作品

原 民喜の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。