本庄 陸男

石狩川

新字新仮名 約269,105字・読了目安538分

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第一章 一 もはや日暮れであった。濶葉樹のすき間にちらついていた空は藍青に変り、重なった葉裏にも黒いかげが漂っていた。進んで行く渓谷にはいち早く宵闇がおとずれている。足もとの水は蹴立てられて白く泡立った。が、たちまち暗い流れとなって背後に遠…

作品情報

初出「石狩川」大観堂、1939(昭和14)年5月
分類NDC 913
公開日2013-09-02
最終更新2024-07-06
底本 「石狩川 下」新日本文庫、新日本出版社 / 「石狩川 上」新日本文庫、新日本出版社
入力林幸雄
校正茅渟鯛

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