お菜のない弁当
新字新仮名 約1,868字・読了目安4分
誰でもその口実をはっきり知っていた。――それは五月十六日の朝からなのだ。その前の日は、犬養総理大臣が白昼公然と官邸で射殺された。でかでかと新聞に書かれたこの大事件によって、少しは景気の盛りかえす世の中が来るかも知れないと漠然と思い、そのこと…
作品情報
| 分類 | NDC 913 |
|---|---|
| 公開日 | 2001-12-04 |
| 最終更新 | 2014-09-17 |
| 底本 | 「日本プロレタリア文学集・20 「戦旗」「ナップ」作家集7」新日本出版社 |
| 入力 | 林幸雄 |
| 校正 | 土屋隆 |
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