有島 武郎

私の父と母

新字新仮名 約3,488字・読了目安7分

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私の家は代々薩摩の国に住んでいたので、父は他の血を混えない純粋の薩摩人と言ってよい。私の眼から見ると、父の性格は非常に真正直な、また細心なある意味の執拗な性質をもっていた。そして外面的にはずいぶん冷淡に見える場合がないではなかったが、内部に…

作品情報

初出「中央公論」1918(大正7)年2月
分類NDC 914
公開日1998-08-25
最終更新2014-09-17
底本 「惜しみなく愛は奪う」角川文庫、角川書店
入力鈴木厚司

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