若山 牧水

樹木とその葉

25 或る日の昼餐

旧字旧仮名 約2,971字・読了目安6分

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或る日の午前十一時頃、書き惱んでゐる急ぎの原稿とその催促の電報と小さな時計とを机の上に並べながら、私は甚だ重苦しい心持になつてゐた。 机に兩肱をついて窓のそとを見てゐると頻りに櫻が散つてゐる。小さな窓から見える間に一ひらか二ひらか、若しくは…

作品情報

分類NDC 914
公開日2001-06-13
最終更新2014-09-17
底本 「若山牧水全集 第七卷」雄鷄社
入力柴武志
校正林幸雄

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