芥川 竜之介

尾生の信

新字新仮名 約1,947字・読了目安4分

この作品を読む Amazonで探す

尾生は橋の下に佇んで、さっきから女の来るのを待っている。 見上げると、高い石の橋欄には、蔦蘿が半ば這いかかって、時々その間を通りすぎる往来の人の白衣の裾が、鮮かな入日に照らされながら、悠々と風に吹かれて行く。が、女は未だに来ない。 尾生はそ…

作品情報

初出「中央文学」1920(大正9)年1月
分類NDC 913
公開日1998-12-08
最終更新2014-09-17
底本 「芥川龍之介全集3」ちくま文庫、筑摩書房
入力j.utiyama
校正かとうかおり

芥川 竜之介の他の作品

芥川 竜之介の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。