林 芙美子

小さい花

新字旧仮名 約7,597字・読了目安15分

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1 ずゐぶん遠いむかしの話だけれど、由はうどんやの女中をした事がありました。短いあひだではありましたが、はじめての奉公なので、これがお前の寝るところだと云はれた暗い納戸のやうな部屋へ這入りますと、いつぺんに涙が噴きあげて体がちつとも動かない…

作品情報

分類NDC 913
公開日2005-09-05
最終更新2014-09-18
底本 「林芙美子全集 第十五巻」文泉堂出版
入力林幸雄
校正花田泰治郎

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