寺田 寅彦

病室の花

新字新仮名 約6,765字・読了目安14分

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発病する四五日前、三越へ行ったついでに、ベコニアの小さい鉢を一つ買って来た。書斎の机の上へ書架と並べて置いて、毎夜電燈の光でながめながら、暇があったらこれも一つ写生しておきたいと思っていたが、つい果たさずに入院するようになった。 入院の日に…

作品情報

初出「アララギ」1920(大正9)年5月
分類NDC 914
公開日2003-06-04
最終更新2014-09-17
底本 「寺田寅彦随筆集 第一巻」岩波文庫、岩波書店
入力田辺浩昭
校正かとうかおり

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