寺田 寅彦

追憶の冬夜

新字新仮名 約4,690字・読了目安9分

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子供の時分の冬の夜の記憶の中に浮上がって来る数々の物象の中に「行燈」がある。自分の思い出し得られる限りその当時の夜の主なる照明具は石油ランプであった。時たま特別の来客を饗応でもするときに、西洋蝋燭がばね仕掛で管の中からせり上がって来る当時で…

作品情報

初出「短歌研究 第三巻第十二号」1934(昭和9)年12月1日
分類NDC 914
公開日2004-04-14
最終更新2016-02-25
底本 「寺田寅彦全集 第一巻」岩波書店
入力Nana ohbe
校正松永正敏

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