寺田 寅彦

雑記帳より(Ⅱ)

新字新仮名 約4,511字・読了目安9分

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一 今年の春の花の頃に一日用があって上野の山内へ出かけて行った。用をすました帰りにぶらぶら竹の台を歩きながら全く予期しなかったお花見をした。花を見ながらふと気の付いたことは、若いときから上野の花を何度見たかしれない訳であるが、本当に桜の花を…

作品情報

初出「文学」1934(昭和9)年8月
分類NDC 914
公開日2005-08-02
最終更新2014-09-18
底本 「寺田寅彦全集 第四巻」岩波書店
入力Nana ohbe
校正浅原庸子

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