寺田 寅彦

「手首」の問題

新字新仮名 約6,032字・読了目安12分

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バイオリンやセロをひいてよい音を出すのはなかなかむつかしいものである。同じ楽器を同じ弓でひくのに、下手と上手ではまるで別の楽器のような音が出る。下手な者は無理に弓の毛を弦に押しつけこすりつけてそうしてしいていやな音をしぼり出しているように見…

作品情報

初出「中央公論」1932(昭和7)年3月
分類NDC 914
公開日2003-07-11
最終更新2014-09-17
底本 「寺田寅彦随筆集 第三巻」岩波文庫、岩波書店
入力(株)モモ
校正かとうかおり

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