寺田 寅彦

天災と国防

新字新仮名 約7,768字・読了目安16分

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「非常時」というなんとなく不気味なしかしはっきりした意味のわかりにくい言葉がはやりだしたのはいつごろからであったか思い出せないが、ただ近来何かしら日本全国土の安寧を脅かす黒雲のようなものが遠い水平線の向こう側からこっそりのぞいているらしいと…

作品情報

初出「経済往来」1934(昭和9)年11月
分類NDC 369 450
公開日2003-03-14
最終更新2014-09-17
底本 「寺田寅彦随筆集 第五巻」岩波文庫、岩波書店
入力(株)モモ
校正かとうかおり

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