与謝野 晶子

午後

新字旧仮名 約6,381字・読了目安13分

この作品を読む Amazonで探す

二人は先刻クリシイの通で中食して帰つて来てからまだ一言も言葉を交さない。女は暖炉の上の棚の心覚えのある雑誌の下から郵船会社の発船日表を出した。さうして長椅子にべたりと腰を下して、手先だけを忙しさうに動して日表を拡げた。何時の昔から暗記して知…

作品情報

分類NDC 913
公開日2003-02-24
最終更新2014-09-17
底本 「中央公論」中央公論社
入力武田秀男
校正門田裕志

与謝野 晶子の他の作品

与謝野 晶子の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。