海野 十三

鞄らしくない鞄

新字新仮名 約40,564字・読了目安81分

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事件引継簿 或る冬の朝のことであった。 重い鉄材とセメントのブロックである警視庁の建物は、昨夜来の寒波のためにすっかり冷え切っていて、早登庁の課員の靴の裏にうってつけてある鋲が床にぴったり凍りついてしまって、無理に放せば氷を踏んだときのよう…

作品情報

分類NDC 913
公開日2001-07-21
最終更新2014-09-17
底本 「海野十三全集 第13巻 少年探偵長」三一書房
入力tatsuki
校正原田頌子

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