板倉 勝宣

春の槍から帰って

新字新仮名 約3,625字・読了目安7分

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白馬、常念、蝶の真白い山々を背負った穂高村にも春が一ぱいにやってきた。あんずの花が目覚めるように咲いた百姓屋の背景に、白馬岳の姿が薄雲の中に、高くそびえて、雪が日に輝いて谷の陰影が胸のすくほど気持ちよく拝める。 乾いた田圃には、鶏の一群が餌…

作品情報

分類NDC 291
公開日2001-11-15
最終更新2014-09-17
底本 「山と雪の日記」中公文庫、中央公論社
入力林幸雄
校正土屋隆

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