海野 十三

心臓盗難

烏啼天駆シリーズ・2

新字新仮名 約10,846字・読了目安22分

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深夜の事件 黒眼鏡に、ひどい猫背の男が、虎猫色の長いオーバーを地上にひきずるようにして、深夜の町を歩いていた。 めずらしく暖い夜で、町並は霧にかくれていた。もはや深更のこととて行人の足音も聞えず、自動車の警笛の響さえない。 黒眼鏡にひどい猫…

作品情報

初出「オール読物」文藝春秋社、1947(昭和22)年3月号
分類NDC 913
公開日2001-12-29
最終更新2014-09-17
底本 「海野十三全集 第12巻 超人間X号」三一書房
入力tatsuki
校正原田頌子

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