海野 十三

白蛇の死

新字新仮名 約13,308字・読了目安27分

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浅草寺の十二時の鐘の音を聞いたのはもう半時前の事、春の夜は闌けて甘く悩しく睡っていた。ただ一つ濃い闇を四角に仕切ってポカッと起きているのは、厚い煉瓦塀をくりぬいた変電所の窓で、内部には瓦斯タンクの群像のような油入変圧器が、ウウウーンと単調な…

作品情報

初出「新青年」博文館、1929(昭和4)年6月号
分類NDC 913
公開日2004-12-10
最終更新2014-09-18
底本 「海野十三全集 第1巻 遺言状放送」三一書房
入力tatsuki
校正土屋隆

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