芥川 竜之介

舞踏会

新字旧仮名 約5,547字・読了目安11分

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一 明治十九年十一月三日の夜であつた。当時十七歳だつた――家の令嬢明子は、頭の禿げた父親と一しよに、今夜の舞踏会が催さるべき鹿鳴館の階段を上つて行つた。明い瓦斯の光に照らされた、幅の広い階段の両側には、殆人工に近い大輪の菊の花が、三重の籬を…

作品情報

初出「新潮」1920(大正9)年1月
分類NDC 913
公開日1998-03-24
最終更新2014-09-17
底本 「現代日本文学大系 43 芥川龍之介集」筑摩書房
入力j.utiyama
校正野口英司

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