有島 武郎

かんかん虫

新字新仮名 約11,563字・読了目安23分

この作品を読む Amazonで探す

ドゥニパー湾の水は、照り続く八月の熱で煮え立って、総ての濁った複色の彩は影を潜め、モネーの画に見る様な、強烈な単色ばかりが、海と空と船と人とを、めまぐるしい迄にあざやかに染めて、其の総てを真夏の光が、押し包む様に射して居る。丁度昼弁当時で太…

作品情報

初出「白樺」1910(明治43)年10月
分類NDC 913
公開日2003-03-10
最終更新2014-09-17
底本 「日本プロレタリア文学大系 序」三一書房
入力Nana ohbe
校正小林繁雄

有島 武郎の他の作品

有島 武郎の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。