宮本 百合子

列のこころ

新字新仮名 約5,164字・読了目安10分

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このごろはどこへ行っても列がある。列に立ってバスにのって用達しに出かけて昼ごろになり、日比谷の公会堂のよこの更科を通りかかったら、青々と蔦をからめた目かくしをあふれてどっさり順番を待っている人々の列があった。この小さい蕎麦店の入口はバスの入…

作品情報

初出「大陸」1940(昭和15)年10月号
分類NDC 360 914
公開日2003-08-05
最終更新2014-09-17
底本 「宮本百合子全集 第十四巻」新日本出版社
入力柴田卓治
校正米田進

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