海野 十三

爆薬の花籠

新字新仮名 約104,486字・読了目安209分

この作品を読む Amazonで探す

祖国近し 房枝は、三等船室の丸窓に、顔をおしあてて、左へ左へと走りさる大波のうねりを、ぼんやりと、ながめていた。 波の背に、さっきまでは、入日の残光がきらきらとうつくしくかがやいていたが、今はもう空も雲も海も、鼠色の一色にぬりつぶされてしま…

作品情報

初出「少女倶楽部」1940(昭和15)年6月~1941(昭和16)年6月号
分類NDC K913
公開日2006-07-23
最終更新2014-09-18
底本 「海野十三全集 第7巻 地球要塞」株式会社三一書房
入力tatsuki
校正kazuishi

海野 十三の他の作品

海野 十三の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。