森 鴎外

沈黙の塔

新字新仮名 約6,650字・読了目安13分

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高い塔が夕の空に聳えている。 塔の上に集まっている鴉が、立ちそうにしてはまた止まる。そして啼き騒いでいる。 鴉の群れを離れて、鴉の振舞を憎んでいるのかと思われるように、鴎が二三羽、きれぎれの啼声をして、塔に近くなったり遠くなったりして飛んで…

作品情報

分類NDC 913
公開日2001-06-19
最終更新2014-09-17
底本 「森鴎外全集2」ちくま文庫、筑摩書房
入力鈴木修一
校正mayu

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