尾形 亀之助

雨になる朝

新字旧仮名 約3,304字・読了目安7分

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この集を過ぎ去りし頃の人々へおくる 序 二月・冬日 二月 子供が泣いてゐると思つたのが、眼がさめると鶏の声なのであつた。 とうに朝は過ぎて、しんとした太陽が青い空に出てゐた。少しばかりの風に檜葉がゆれてゐた。大きな猫が屋根のひさしを通つて行…

作品情報

分類NDC 911
公開日2003-04-27
最終更新2014-09-17
底本 「尾形亀之助詩集」現代詩文庫、思潮社
入力高柳典子
校正泉井小太郎

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