夜の靴
――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師)
新字新仮名 約107,599字・読了目安215分
八月――日 駈けて来る足駄の音が庭石に躓いて一度よろけた。すると、柿の木の下へ顕れた義弟が真っ赤な顔で、「休戦休戦。」という。借り物らしい足駄でまたそこで躓いた。躓きながら、「ポツダム宣言全部承認。」という。 「ほんとかな。」 「ほんと。今…
作品情報
| 初出 | 「思索 第二號」1946(昭和21)年7月15日<br> 「新潮 第四十三卷第七號」1946(昭和21)年7月1日<br> 「新潮 第四十三卷第十二號」1946(昭和21)年12月1日<br> 「人間 第二卷第五號」1947(昭和22)年5月1日 |
|---|---|
| 分類 | NDC 913 |
| 公開日 | 2003-07-01 |
| 最終更新 | 2016-03-09 |
| 底本 | 「夜の靴・微笑」講談社文芸文庫、講談社 |
| 入力 | kompass |
| 校正 | 松永正敏 |
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