海野 十三 、丘 丘十郎

ヒルミ夫人の冷蔵鞄

新字新仮名 約14,987字・読了目安30分

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或る靄のふかい朝―― 僕はカメラを頸にかけて、幅のひろい高橋のたもとに立っていた。 朝靄のなかに、見上げるような高橋が、女の胸のようなゆるやかな曲線を描いて、眼界を区切っていた。組たてられた鉄橋のビームは、じっとりと水滴に濡れていた。橋を越…

作品情報

初出「科学ペン」三省堂、1937(昭和12)年7月
分類NDC 913
公開日2005-05-30
最終更新2014-09-18
底本 「海野十三全集 第5巻 浮かぶ飛行島」三一書房
入力tatsuki
校正花田泰治郎

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