南部 修太郎

画家とセリセリス

旧字旧仮名 約7,709字・読了目安15分

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1 それが癖のいつものふとした出來心で、銀座の散歩の道すがら、畫家の夫はペルシア更紗の壁掛を買つて來た。が、家の門をはひらない前に、彼はからつぽになつた財布の中と妻の視線を思ひ浮べながら、その出來心を少し後悔しかけてゐた。始終支拂ひに足らず…

作品情報

分類NDC 913
公開日2000-08-07
最終更新2014-09-17
底本 「新進傑作小説全集14 南部修太郎集・石濱金作集」平凡社
入力小林徹
校正伊藤時也

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