幸田 露伴

名工出世譚

新字旧仮名 約3,594字・読了目安7分

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一 時は明治四年、処は日本の中央、出船入船賑やかな大阪は高津のほとりに、釜貞と云へば土地で唯一軒の鉄瓶の仕上師として知られた家であつた。主人は京都の浄雪の門から出た昔気質の職人肌、頑固の看板と人から笑はれてゐた丁髷を切りもやらぬ心掛が自然そ…

作品情報

分類NDC 913
公開日2001-09-12
最終更新2014-09-17
底本 「日本の名随筆39 藝」作品社
入力渡邉つよし
校正門田裕志

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