宮本 百合子

追想

新字新仮名 約3,564字・読了目安7分

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去年のちょうど今頃、自分は、福島に在る祖母の家に行っていた。暫く東京を離れ、子供の時分から馴染深い田園の裡に静かな時を過したいと思ったのである。行って、一週間も経ったかと思う頃、K町の家から転送された沢山の書簡に混って、一つ、私には判らない…

作品情報

初出「婦人之友」1922(大正11)年6月号
分類NDC 914
公開日2003-11-09
最終更新2014-09-18
底本 「宮本百合子全集 第十七巻」新日本出版社
入力柴田卓治
校正磐余彦

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