芥川 竜之介

蛙

新字旧仮名 約1,753字・読了目安4分

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自分の今寝ころんでゐる側に、古い池があつて、そこに蛙が沢山ゐる。 池のまはりには、一面に芦や蒲が茂つてゐる。その芦や蒲の向うには、背の高い白楊の並木が、品よく風に戦いでゐる。その又向うには、静な夏の空があつて、そこには何時も細い、硝子のかけ…

作品情報

分類NDC 913
公開日2007-07-13
最終更新2014-09-21
底本 「筑摩全集類聚 芥川龍之介全集第四巻」筑摩書房
入力土屋隆
校正松永正敏

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