宮本 百合子

諸物転身の抄

新字新仮名 約820字・読了目安2分

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これまで、今時分の東京の乾物屋の店先にこんなに種々様々にあしらわれて鰊が並んだことがあっただろうか。 身がきにしんの束がそこにあるわきで、小僧と娘さんとが、その身がきにしんにドロリとした黒いたれをつけて焼いている。その匂いは細雨の降る夕暮の…

作品情報

初出「都新聞」1941(昭和16)年2月26日号
分類NDC 914
公開日2003-12-18
最終更新2014-09-18
底本 「宮本百合子全集 第十七巻」新日本出版社
入力柴田卓治
校正磐余彦

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