宮本 百合子

海辺小曲(一九二三年二月――)

新字新仮名 約1,566字・読了目安3分

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海辺の五時 夕暮が 静かに迫る海辺の 五時 白木の 質素な窓わくが 室内に燦く電燈と かわたれの銀色に隈どられて 不思議にも繊細な直線に見える。 黝みそめた若松の梢に ひそやかな濤のとどろきが通いもしよう。 午後五時 いまだ淡雪の消えかねた…

作品情報

初出「宮本百合子全集 第十八巻」新日本出版社、1981(昭和56)年5月30日
分類NDC 911
公開日2004-05-04
最終更新2014-09-18
底本 「宮本百合子全集 第十八巻」新日本出版社
入力柴田卓治
校正磐余彦

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