豊島 与志雄

幻の彼方

新字新仮名 約42,324字・読了目安85分

この作品を読む Amazonで探す

一 岡部順造は、喧嘩の余波で初めて秋子の姙娠を知った。 いつもの通り、何でもないことだったが、冗談半分に云い争ってるうちに、やたらに小憎らしくなってきて、拳固と肱とで秋子をこづき廻した揚句、ぷいと表へ飛び出してみたけれど、初夏の爽かな宵の空…

作品情報

初出「中央公論」1922(大正11)年4月
分類NDC 913
公開日2007-10-16
最終更新2014-09-21
底本 「豊島与志雄著作集 第二巻(小説Ⅱ)」未来社
入力tatsuki
校正小林繁雄、門田裕志

豊島 与志雄の他の作品

豊島 与志雄の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。