豊島 与志雄

変な男

新字新仮名 約40,554字・読了目安81分

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一 四月末の午後二時頃のこと、電車通りから二三町奥にはいった狭い横町の、二階と階下と同じような畳数がありそうな窮屈らしい家の前に、角帽を被った一人の学生が立止って、小林寓としてある古ぼけた表札を暫く眺めていたが、いきなりその格子戸に手をかけ…

作品情報

初出「中央公論」1923(大正12)年8月
分類NDC 913
公開日2006-07-24
最終更新2014-09-18
底本 「豊島与志雄著作集 第二巻(小説Ⅱ)」未来社
入力tatsuki
校正伊藤時也

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