電車停留場
新字新仮名 約15,110字・読了目安30分
七月の中旬、午後からの曇り空が、降るともなく晴れるともなく、そのまま薄らいで干乾びてゆき、軽い風がぱったりと止んで、いやに蒸し暑い晩の、九時頃のことだった。満員とまではゆかなくとも、可なり客の込んでいる一台の電車が、賑やかな大通りをぬけて、…
作品情報
| 初出 | 「女性」1923(大正12)年10月 |
|---|---|
| 分類 | NDC 913 |
| 公開日 | 2007-11-02 |
| 最終更新 | 2014-09-21 |
| 底本 | 「豊島与志雄著作集 第二巻(小説Ⅱ)」未来社 |
| 入力 | tatsuki |
| 校正 | 小林繁雄、門田裕志 |
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