古井戸
新字新仮名 約21,256字・読了目安43分
一 初めは相当に拵えられたものらしいが、長く人の手がはいらないで、大小さまざまの植込が生い茂ってる、二十坪ばかりの薄暗い庭だった。その奥の、隣家との境の板塀寄りに、円い自然石が据っていた。 「今時、これほどの庭でもついてる借家はなかなかござ…
作品情報
| 初出 | 「中央公論」1925(大正14)年10月 |
|---|---|
| 分類 | NDC 913 |
| 公開日 | 2008-11-26 |
| 最終更新 | 2014-09-21 |
| 底本 | 「豊島与志雄著作集 第二巻(小説Ⅱ)」未来社 |
| 入力 | tatsuki |
| 校正 | 小林繁雄、門田裕志 |
豊島 与志雄の他の作品
底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。